拉致問題対策特命委員会は21日、外務省から拉致・核・ミサイルなど北朝鮮問題について説明を聴取した後、北朝鮮による拉致問題について議論した。会議には、特別顧問の安倍晋三元総理が出席、「拉致問題の解決は圧力によってやるしかない。これは十数年来の経験によって勝ち取った教訓だ。今こそ北朝鮮へ圧力をかけることが重要」とあいさつした。出席した議員からは「米国の国務省や国家安全保障会議(NSC)などに、もっと情報を発信してほしい。国民の思いや拉致被害者の声が米国に届いていない」などの意見が出された。古屋圭司委員長は、北朝鮮に対しては、「今後も経済制裁を含め、厳しい姿勢で対応していく」との決意を示す一方、拉致問題解決のためには米国との緊密な連携が必要と述べ、これまで以上に米国に積極的に協力を働きかけていく重要性を強調した。
活動報告

2009-05-21
北朝鮮による拉致問題について議論 拉致問題対策特命委員会