公務員の違法就労に関するプロジェクトチームは26日、会議を開き、ヤミ専従問題の再調査の徹底や不適切な労使慣行の調査と撤廃などを農林水産省に申し入れた。申し入れは、「農林水産省のヤミ専従問題の根底にあるのは、全農林労働組合の組織壟断とそれにメスを入れず黙認し続けてきた管理職の姿勢」とヤミ専従が行われてきた要因として労使の癒着体質があったことを指摘。主な内容は (1)再調査の対象となっている149名に限定することなく、国民が納得する徹底調査を行う (2)人事を事前に労働組合に連絡するなどの不適切な人事慣行は廃止する (3)本人以外の者が印を押すことができる出勤簿を廃止し、IDカードなどを導入する (4)全農林幹部が無届のまま役員を兼務し報酬を受けていたされる労働金庫の問題だけでなく全労済と全農林の関係も過去に遡って調査する—など。原田義昭委員長は「公益通報という制度が定着してきた。一般の人から匿名で(PTに)たくさんの情報を寄せてもらっている」と強調、今回の申し入れはこれらの情報を元に作成したと述べた。
活動報告

2009-05-26
ヤミ専再調査の徹底を農林水産省に申し入れ 公務員の違法就労に関するPT