国際競争力調査会は26日、「我が国の国際競争力強化に向けた提言」案について議論した。同案は今年3月に同調査会が発足して以来の議論の成果をまとめたもの。少子高齢化の急速な進展や、中国の台頭をはじめとする国際競争の激化など、環境が大きく変化する中で、「資源に乏しい我が国が21世紀においても豊かな生活を享受し続けるためには」「イノベーションの創出を基軸として国際競争力の強化を図ることが不可欠」と強調。研究開発、人材・教育、インフラ強化、産業の4つの項目別に、競争力強化のための視点や課題を示した。これを受けて、議員からは、人材育成についての重要性を指摘したり、「今後具体化するにあたっては党内各部会や各省庁の共通認識が必要」とする意見が出された。同調査会は27日の会議で正式にまとめる予定。
活動報告

2005-07-26
国際競争力強化で提言案を議論 提言国際競争力調査会