活動報告

　漂流・漂着物対策特別委員会と総務、農林、水産、国土交通、環境の各部会は21日、合同で会議を開き、議員立法として今国会に提出予定の海岸漂着物処理推進法案を了承した。同法案は全国の海岸に流れ着いた大量の漂着ごみが処理されずに放置されている問題を受け、与党のプロジェクトチームが取りまとめたもの。ごみ処理にあたる自治体への財政支援をはじめ、ごみの排出元と考えられる関係諸国への協力要請、不法投棄の防止に向けた啓発強化などが盛り込まれている。出席議員からは「美しく豊かな海岸づくりに積極的に取り組むべき」など、環境保全や景観の再生が重要との意見が出された。加藤紘一委員長は、多くの自治体が財政難によって、ごみ処理を放置してきたことに触れながら、同法案の意義を強調。野党にも協力を呼びかけ、委員長提案として早期の成立を目指す考えを述べた。