活動報告

2009-04-28
新型インフルエンザの状況と対策について議論 鳥インフルエンザ対策本部

 鳥インフルエンザ対策本部は28日早朝、緊急に会議を開き、新型インフルエンザと豚肉との安全性の関係について、関係各省から実情を聞いた。通常、豚が豚インフルエンザウィルスに感染すると、1週間ほどで回復し死亡率は低い。普通人には感染しないが、感染している豚に接触するとまれに感染することがある。これまで集団発生したことはなく、世界的に感染が広まっている新型インフルエンザは何らかの理由によって、人との共通ウィルスに変異したものとみられている。会議では、農林水産省から豚肉や豚肉加工品を食べることによって、インフルエンザが人に感染する可能性はないことが報告された。その理由として、豚肉は十分加熱調理して食されるため、万一、ウィルスが付着しても、熱に弱いため容易に死滅することや、酸に弱いため、胃酸で不活性化される可能性が高いことを挙げた。谷津義男本部長は「世界各国から様々な情報が入り乱れている。国民に過度な不安を与えないようにしっかりと対応し、特に風評被害などが及ばないように対策していきたい」と述べた。