エネルギー戦略合同部会の下に設置されている新エネルギー推進戦略分科会は18日、バイオエタノールについて農林水産省、アサヒビール、日伯エタノールの2社からヒアリングを行った。 サトウキビやトウモロコシなどを原料とするバイオエタノールは、環境負荷が少ないバイオマスエネルギーとして注目され、石油の代替エネルギーの可能性を期待されている。同省の説明では、わが国は今年3月に「バイオマス・ニッポン総合戦略」を閣議決定し、京都議定書で約束した温室効果ガス削減目標達成、また輸送用の燃料として導入に向けて取り組みを行っている。アサヒビールは、サトウキビからエタノールを安価に大量生産する技術開発を行っている取り組みを紹介。日伯エタノールからは、エタノールの最大生産国・ブラジルでのエタノール事情やバイオエタノールのメリットなどの説明があった。議員からは、バイオエタノールの値段や、エタノール混合ガソリンのブレンド比率などについて質問があった。
活動報告

2006-04-18
バイオエタノールについてヒアリング エネルギー戦略合同部会新エネルギー推進戦略分科会