北朝鮮による拉致問題対策本部は19日、拉致問題をめぐる最近の動きについて外務省から聞いた。 外務省の佐々江賢一郎・アジア大洋州局長の説明では、DNA鑑定の結果、韓国人拉致被害者の金英男さんが横田めぐみさんの夫である可能性ことが高いことが判明。これを受け、9日から13日に東京で開催されていた「北東アジア協力対話」で北朝鮮の金桂冠外務次官に鑑定結果を伝えるとともに、北朝鮮に誠意ある対応を求めた。佐々江局長は、「北朝鮮が、拉致を『既に解決済み』と言わず、『今後の交渉結果をみてほしい』と言い方をしたことに注目している」とし、「北朝鮮側が、拉致問題を『解決済み』としていれば日朝間に進展がないとの動きが出てきたのではないか」との認識を示した。同本部は、日韓が連携して拉致問題の解決を北朝鮮に求めていくことが重要であるとの認識で一致し、今後政府と協力しながら、訪韓なども視野に党としての取り組みを検討していく方針。
活動報告

2006-04-19
韓国と連携して拉致問題解決を 北朝鮮による拉致問題対策本部