国際競争力調査会は27日、前日に続いて会議を開き、「我が国の国際競争力の強化に向けた提言」を了承した。国際競争力の強化に向けて、「研究開発」「人材・教育」「競争力を支えるインフラ」「産業」の4つの項目から、それぞれ取り組むべき課題を網羅。研究開発では総合科学技術会議が司令塔としての機能を強化することを求めたのをはじめ、インフラでは物流ネットワークや資金調達など金融制度の整備について、産業では医薬品開発なども取り入れ、幅広い視点で具体的課題を示したことが特徴だ。党としてはこの後、党内手続き経たうえで、政府に正式に申し入れる。政府も近く閣僚会議など、国際競争力強化に向けた施策推進の場を設置する予定で、提言された課題の速やかな検討・実行が期待される。
活動報告

2005-07-27
「我が国の国際競争力強化に向けた提言」を了承 国際競争力調査会