海賊対策等に関する合同部会は5日、ソマリア沖海賊対処で、海上警備行動による自衛隊の活動計画を了承した。早ければ来週中にも、自衛隊法に基づき、海警行動を発令し、同海域に護衛艦「さざなみ」「さみだれ」の2隻を派遣する。護衛艦には、海上保安官8人が同乗し、逮捕など司法警察業務を行う。護衛対象となるのは日本船籍、日本人が乗船する外国船籍など。対象船籍の前後に護衛艦を配置してエスコートするほか搭載した哨戒ヘリでも警戒に当たる。後日、固定哨戒機(P-3C)も派遣する予定だ。また、この日の会議では、与党プロジェクトチームで取りまとめ、海賊行為の定義や処罰規定を明記した海賊対処法(新法)の骨子が示され、大筋で合意した。今後、同法案については、さらに議論を重ね来週中に国会提出させる考え。成立後には現行法から新法に活動根拠を切り替えていく。
活動報告

2009-03-05
ソマリア沖海賊対処海警行動による海自派遣計画了承 海賊対策等合同部会