農林水産物貿易調査会は25日、WTO交渉の状況について農林水産省から説明を受け、意見交換を行った。 同省の説明では、4月末に閣僚会合を開きモダリティ(各国共通ルール)の確立をめざしていたWTO交渉は、ファルコナー農業交渉議長が21日、現状からみて4月末までにモダリティの合意を得ることは難しいと発言。今後、同議長が各国・各グループと個別に協議を行ったうえで非公式会合などを重ねるなど交渉のプロセスを強化する考えを打ち出し、各国はこれを支持した。新たな期限は設けず、できるだけ早期に合意を得たい方針。議員からは、「今後も積極的な議員外交を展開し、各国と連携できるところは連携し、牽制すべきところは牽制していくべき」などの意見が出され、わが党は「守るべきところは守り、攻めるべきところは攻める」と“攻めの交渉”姿勢で政府をバックアップしていく方針が確認された。
活動報告

2006-04-25
モダリティ確立の延期に各国が合意 農林水産物貿易調査会