税制調査会は3日、総会を開いた。柳澤伯夫会長は、昨年末にまとめた18年度党税制改正大綱に「消費税を含む税体系の抜本的改革」を記したこと、政府がこの6月に歳出・歳入一体改革の工程表をまとめることを説明。「この歳出・歳入一体改革の中にわれわれの(税制改革の)考えを反映させたい」として、各部会長に抜本的改革にあたっての検討項目案を提出するよう要請した。具体的には、今月15日までに提出されたものを集約して検討項目を決める。総会に続いて開かれた小委員会は、税制改革にあたって留意すべき点をめぐってフリートーキングを行い、税の再配分機能について考え方を詰めることが必要だとする意見や、徴税部門の拡充など納税環境を整備することも併せて進めることが大事だとする意見が出された。
活動報告

2006-03-03
税体系の抜本的改革に向けて検討作業スタート 税制調査会総会・小委員会