水俣問題小委員会は9日、水俣病認定審査会の現状と緊急対策について議論を行った。 一昨年10月の「関西水俣病訴訟」最高裁判決を受け、熊本・鹿児島両県は患者の認定調査会を設置することになっていた。だが、委員の人選が難航し、この間に申請を行った約3700名の認定作業が滞っているため、同小委は国に審査会を設置して認定作業をすすめるための議員立法を今国会に提出する方針で一致。膠着状態を打破するため動いた同小委の決定を受け、環境省の炭谷茂事務次官は「環境省として全力で取り組む」と決意を述べた。松岡利勝委員長は、認定審査会が「なるべく早急に設置できるよう、党内の手続きをすすめたい」との考えを示した。
活動報告

2006-02-09
水俣病認定審査促進のため議員立法の手続き進める 水俣問題小委員会