防衛政策検討小委員会は22日、元国連事務次長の明石康氏から「わが国の目指すべき国際平和協力のあり方」について意見を聞いた。明石氏は国連の平和協力維持活動(PKO)について「常に進化し脱皮している」と指摘。アフガニスタンやスーダン、ハイチでのPKO活動の実例を挙げながら、平和構築や内戦への介入など任務が複雑化、多様化していることを強調した。その上で同氏は「PKOだけでなく国連決議に基づく多国籍軍の後方支援を可能にする一般法の検討を開始すべき」と、多用な事態に対処できる法整備を急ぐべきとの認識を示した。
活動報告

2006-03-22
国際協力の一般法「検討を開始すべき」 防衛政策検討小委員会が明石康・元国連事務次長からヒアリング