金融調査会の金融政策に関する小委員会は23日、デフレ克服に向けた「望ましい金融政策」について、これまでの議論を集約した中間報告案を提示、これに沿って意見交換した。同案は、政府の「改革と展望」で示された名目成長率の下で、政府は構造改革・規制緩和等により潜在成長力の向上を、日銀は物価の安定を図っていくことが望ましいとするなど、7項目の政策提言を盛り込んだ。議員からは、日銀がこれまでの量的緩和政策の総括をすべきだとする意見や、また政府が実質成長率の責任を負うことが財政再建に相反するのではないかとする疑問が出された。同小委としては、この日の意見を受けて部分的に修正したうえで、近く開く同調査会ほかの合同会議で報告する。なお、これを提言として、政府が6月に決定する「骨太方針」に盛り込む方針。
活動報告

2006-03-23
「望ましい金融政策」で提言案を議論 金融政策に関する小委員会