農林部会・林政基本問題小委員会・林政調査会合同部会が24日開かれ、国有林野問題について議論を行った。 林野庁は「行政改革の重要方針」に沿って、国有林野事業特別会計の一般会計への統合、独立行政法人化を検討している。これに対し、「行革の必要は理解するが、水と緑を守る国有林野事業においては、国が果たす役割は重要だ。独法化して本当に日本の山が守れるのか」などの声が多くあがった。また、「林野庁の所掌責任を明示しなければ議論にならない。国有林野事業のどこまでが国の責任で、何を民間に委託できるのかをきちんと整理すべき」との指摘があった。西川公也農林部会長は、「今後も国有林野事業は国が責任を持って管理する必要性があり、独法化については業務の線引きについてさらに議論が必要」と述べ、同部会として検討していく考えを示した。
活動報告

2006-03-24
国有林野問題について議論 農林部会・林政基本問題小委員会・林政調査会合同部会