活動報告

2009-02-10
離島の産業再生や雇用支援について議論 離島産業再生小委員会

 離島振興委員会の下に設置された離島産業再生小委員会は10日、厳しい状況にある離島の産業再生や雇用の安定確保について議論した。会議では、農林水産省から、離島の主要産業である第1次産業への就業支援をはじめ、漁業の再生や情報通信基盤の整備を進めるため、今年度2次補正予算と来年度予算に必要な予算措置が盛り込まれていることなどが報告された。また、経済産業省は風力発電やバイオマス発電など、離島における新エネルギーの導入促進に積極的に取り組む姿勢を示した。出席した議員からは「離島生活が抱えるハンディをどのように補っていくか、知恵を絞るべき」などの意見が出された。宮路和明離島振興委員長は「公共事業も必要だが、農業や漁業、林業を抜本的に強化しなければならない。今から平成22年度の予算編成に向けて議論し、グレードアップした対策を打ち出していく」と述べ、離島の産業振興や雇用の創出に全力をあげる考えを強調した。