農林水産物貿易調査会は2日、WTO農業交渉の最近の状況について農林水産省から説明を受けた。 同省の説明では、昨年12月のWTO香港閣僚会合の結果を受け、先月スイスでWTO非公式閣僚会合が行われ、わが国からは中川昭一農林水産大臣と二階俊博経済産業大臣が出席。ラミー事務局長から交渉分野ごとの今後の作業スケジュールが示され、意見交換が行われた。また、中川大臣とジョハンズ米農務長官との会談では、米国産牛肉輸入問題についてジョハンズ長官から遺憾の意が表明され、中川大臣は徹底的な原因究明を行うとともに再発防止策を講ずるよう求めた。 わが党は今後の農業交渉で焦点となる上限関税、重要品目、関税割り当てについて、交渉の行方を注視しながら対応を協議していく方針。
活動報告

2006-02-02
WTO農業交渉の報告聞く 農林水産物貿易調査会