水産基本政策小委員会は22日、明海大学教授の山下東子氏を招いてヒアリングを行った。 山下教授は、資源管理を行い「産業」として自立した先進国型漁業政策への転換を提言。「わが国漁業は、『獲り過ぎ』と言っていい」とし、「農地のように海洋資源の排他的権利を漁業者に認めることで先取り競争がなくなり、持続可能な資源管理ができるのではないか」と提案を行った。また、経営体としての漁業という観点からみて「現在の沿岸漁業は零細過ぎる」とし、兼業経営など他の収入源の確保で安定した経営ができるような政策が必要との考えを示した。議員からは、「海洋資源の排他的利用権についての提案は、検討に値するのでは」などの意見が出された。
活動報告

2006-02-22
山下東子・明海大学教授が先進国型漁業政策を提言 水産基本政策小委員会