アスベスト問題関係合同部会は17日、「石綿による健康被害の救済に関する法律案」と大気汚染法などアスベスト対策に関連した法律の一部改正案を了承した。 同救済法案の内容は、中皮腫や肺がんなどアスベストによる健康被害を受けた認定患者に対して (1)自己負担分の医療費 (2)療養手当て(10万円) (3)葬祭料(20万円)、遺族に対して (1)特別遺族弔慰金(280万円)に特別葬祭料(20万円)が給付される。患者の認定は環境再生保全機構が行う。また、大気汚染防止法を一部改正し、アスベストを使用している建物などの解体作業時の飛散防止対策の実施を義務付けるなど、今後の被害防止に向けた法改正も同時に行う。佐田玄一郎座長は、「一刻も早い救済のため、補正予算通過後すぐに国会に提出し、成立を図りたい」と述べた。
活動報告

2006-01-17
アスベスト被害救済に向け2法案を了承 アスベスト問題関係合同部会