自然環境保全に関する小委員会は13日、特定外来生物法に基づいたセイヨウオオマルハナバチの取扱いについて環境省から説明を受けた。 セイヨウオオマルハナバチはトマト栽培の受粉などに利用されてきたが、わが国の生態系への影響が懸念されていた。このため、環境省は特定生物等専門家グループ会合のもとに小グループを設置し、セイヨウオオマルハナバチを特定外来生物に指定すべきかどうか検討が行われてきた。その結果、在来マルハナバチの絶滅の危惧など重大な影響がある恐れが明確なことから、環境省はセイヨウオオマルハナバチを特定外来生物に指定したうえで、ハチが外部に逃げないようネット使用を徹底し、使用済み巣箱の適切な処理を条件に利用を認める方針。同小委は環境省の案を了承し、認可後の利用にあたっては環境省と農林水産省が連携してネット利用の徹底などの支援を行っていくよう求めた。
活動報告

2005-12-13
セイヨウオオマルハナバチの特定外来生物指定案を了承 自然環境保全に関する小委員会