農林水産物貿易調査会は25日、WTO交渉の状況について農林水産省から報告を受けた。 12月13日から開催予定のWTO香港閣僚会議に向け、交渉は大詰めを迎えている。会議の冒頭、中川昭一農林水産大臣が22日にジュネーブで開かれた少数国閣僚会合の結果を報告。中川大臣は、農業分野での交渉は10月以降少しずつ進展しているとの認識を示した。また、「22日に示されたファルコナー農業交渉議長報告、ヨハンソンNAMA(非農産品市場アクセス)交渉議長報告をもとに、今後ラミーWTO事務局長がどの程度レベルアップした案を出してくるのかが交渉の焦点」とし、閣僚会議で出される宣言案に日本の国益を反映させるため取り組んでいく決意を示した。わが党もインドとヨーロッパに議員団を派遣し、政府と一体となって交渉に取り組んでいく考え。
活動報告

2005-11-25
中川昭一農林水産大臣から少数国閣僚会合の報告を受ける 農林水産物貿易調査会