社会保障制度調査会医療委員会は29日、医療制度改革について政府・与党医療改革協議会の議論の状況を聴取した。同協議会は28日、明日に取りまとめる医療制度改革大綱の素案について協議し、(1)高齢者患者負担のあり方 (2)診療報酬改定 (3)中央社会保険医療協議会の見直し—の3点について調整が続けられている。この日の委員会では (3)について「改革を円滑に進める上でも団体の協力は不可欠で推薦制を取りやめることは適切ではない」などの声が相次ぎ、鈴木俊一委員長は「この問題はすでに党内で方向性が出ている問題であり、委員会の意見を総理官邸に文書で申し入れる」と述べ、委員会の議論が大綱に反映されるよう最大限努力することを強調した。
活動報告

2005-11-29
中医協見直しについて文書で申し入れへ 医療委員会