活動報告

2005-10-12
グリーン購入法に基づく違法伐採対策案を了承 違法伐採対策検討チーム

 「世界規模の森林の違法・不法な伐採及び輸出入等から地球環境を守るための対策検討チーム」は12日、政府調達における違法伐採対策案を了承した。  同チームがまとめた対策案は、国などに環境にやさしい物品を購入することを義務付ける「グリーン購入法」の対象に木材を加え、政府調達木材は合法性・持続可能性が証明されたものに限るというもの。合法で持続可能な森林経営が行われている森林産であることが証明された木材を分別し、流通過程で伝票などの書類を保存することを業者に求めることで、木材の流通過程で違法木材を排除することがねらい。合法性証明チェックにあたってのガイドラインを政府が作成し、来年4月から政府調達の国産材・輸入材ともにこの基準が適用されることになる。松岡利勝座長は、「政府が違法な木材を購入しないという意志を示すことが民間の取り組みを促すことにもつながる。政府の取り組みを後押しし、山と環境を守っていきたい」とし、今後は国際的な違法伐採対策の枠組み構築へつなげていきたい考えを示した。