麻薬・薬物等に関する小委員会は19日、警察庁、厚生労働省、内閣府から政府の麻薬・薬物対策について説明を受けた。冒頭、松村龍二委員長は民主党国会議員が覚せい剤使用で逮捕されたことや、海上自衛隊員の大麻事件などを挙げ「麻薬・薬物汚染は深刻化している。政治としてしっかりと取り組まなければならない」と述べ、取り締まりのための人員・予算の問題や、麻薬・薬物撲滅に対する国民の関心を高めるための活動に取り組むとの考えを示した。各省庁からはここ数年の検挙人員の6割から8割を30歳以下の若年層が占めていることや、特に中高生の検挙が目立っていることなどが説明された。議員からは「地域の活動と連携して麻薬・薬物撲滅のキャンペーンを強化すべきだ」「対策が各省庁にまたがっており、一つにまとめあげるために基本法のようなものを制定すべきではないか」との意見が出された。
活動報告

2005-10-19
「麻薬・薬物汚染の深刻化にしっかりと取り組む」 麻薬・薬物等小委員会