農林水産物貿易調査会は27日、WTO農業交渉の状況などについて政府から報告を受けた。 農林水産省の説明では、WTO農業交渉は、7月末に農業及び非農産品(交渉NAMA)の各国共通ルール(モダリティ)たたき台第一次案が出され、12月に香港で行われるWTO閣僚会議においてモダリティが決定される見通しとなっている。このため、7月のモダリティの一次案の決定に向け、わが国の主張が反映されるよう関係各国と積極的に協議を行っているとの報告があった。 桜井新・同調査会会長は、7月末のモダリティ一次案を出す前に、インドやブラジルなど途上国を訪問するなど積極的に議員外交を展開し、政府をバックアップしていく方針を明らかにした。 また、スイスとは経済連携のあり方について、オーストラリアとはFTAのメリット・デメリットについて、それぞれ政府間で検討を開始することに合意したことが報告された。
活動報告

2005-04-27
WTO農業交渉の状況について政府から報告を受ける 農林水産物貿易調査会