活動報告

2005-10-21
医療制度構造改革の厚生労働省試案について意見交換 社会保障制度調査会医療委員会

 社会保障制度調査会医療委員会は21日、来年度に予定される医療制度構造改革の厚生労働省試案について同省から説明を受けた。試案は国民皆保険制度を持続可能なものとするため、医療費を適正化して国民が負担可能な範囲に抑制することが狙い。生活習慣病予防対策や、都道府県別に医療費適正化計画を策定し、計画の達成度に応じて特例的な診療報酬体系の設定などインセンティブを与えることや、高齢者患者負担を見直すことなどが主要な項目となっている。議員からは医療費適正化について都道府県が一定の責任を負う方向性を評価する声がある一方で、都道府県ごとで医療提供体制に格差が生じる可能性を指摘する声もあった。