活動報告

2005-10-28
アスベスト健康被害者救済法案の内容を合意 与党アスベスト対策PT

 与党アスベスト対策プロジェクトチームは28日、「石綿による健康被害の救済新法について」との文書をまとめ、健康被害者の早急な救済に取り組むことで合意した。合意内容は (1)対象疾病は石綿を原因とする中皮腫・肺がん (2)給付金については他の救済制度とのバランスにも配慮し、医療費、療養手当、遺族一時金、葬祭料等を含め具体的内容を政府内で早急に結論を得る (3)事業者、国等の費用負担による基金を創設—などが柱。制度を早急・安定的に立ち上げる観点から、国に対して平成17年度中の基金拠出を求めており、佐田玄一郎座長は「一刻も早く労災の対象外となっている人や、時効により労災補償が受けられなかった人を救うことが必要だ」との認識を示した。