新憲法起草委員会は28日、総会を開き、「新憲法草案」を提示し了承された。同案は10章99条で構成され、立党以来わが党として初めて条文の形で示す憲法改正案となる。 今年1月から草案策定作業を続けてきた起草委員会では、今月12日に了承された「新憲法第二次案」をもとに、検討事項として残されていた前文と第9条の最終調整が森喜朗委員長を中心に行われてきた。前文は、現行憲法の国民主権、平和主義、基本的人権の尊重の3原則を堅持し、国際協調主義、国民の責務や地方自治、環境保護などを盛り込み、簡潔な文章にまとめられた。現行憲法第9条にあたる安全保障の章では、現行の第9条1項は変わらず、2項で内閣総理大臣を最高指揮権者とする「自衛軍」の保持が明記された。会議終了後、同案は総務会で了承され、11月22日に開かれる立党50年記念大会で発表される。
活動報告

2005-10-28
「新憲法草案」策定、立党50年記念大会で発表へ