170-参-財政金融委員会-1号 2008年11月06日 平成二十年十一月六日(木曜日) 午前十時開会 ───────────── 委員氏名 委員長 峰崎 直樹君 理 事 大久保 勉君 理 事 辻 泰弘君 理 事 円 より子君 理 事 愛知 治郎君 理 事 田村耕太郎君 尾立 源幸君 大塚 耕平君 川合 孝典君 川崎 稔君 富岡由紀夫君 平田 健二君 水戸 将史君 森田 高君 横峯 良郎君 尾辻 秀久君 小泉 昭男君 椎名 一保君 末松 信介君 田中 直紀君 中山 恭子君 森 まさこ君 荒木 清寛君 白浜 一良君 大門実紀史君 ───────────── 委員の異動 九月二十九日 辞任 補欠選任 愛知 治郎君 岡田 広君 田村耕太郎君 吉田 博美君 九月三十日 辞任 補欠選任 岡田 広君 鶴保 庸介君 吉田 博美君 林 芳正君 十月十五日 辞任 補欠選任 田中 直紀君 藤井 孝男君 十一月五日 辞任 補欠選任 森田 高君 米長 晴信君 森 まさこ君 島尻安伊子君 ───────────── 出席者は左のとおり。 委員長 峰崎 直樹君 理 事 大久保 勉君 辻 泰弘君 円 より子君 小泉 昭男君 椎名 一保君 委 員 尾立 源幸君 大塚 耕平君 川合 孝典君 川崎 稔君 富岡由紀夫君 平田 健二君 水戸 将史君 横峯 良郎君 米長 晴信君 尾辻 秀久君 島尻安伊子君 末松 信介君 鶴保 庸介君 中山 恭子君 林 芳正君 藤井 孝男君 荒木 清寛君 白浜 一良君 大門実紀史君 国務大臣 財務大臣 国務大臣 (内閣府特命担 当大臣(金融) ) 中川 昭一君 副大臣 内閣府副大臣 谷本 龍哉君 財務副大臣 竹下 亘君 財務副大臣 平田 耕一君 大臣政務官 内閣府大臣政務 官 宇野 治君 財務大臣政務官 三ッ矢憲生君 財務大臣政務官 末松 信介君 事務局側 常任委員会専門 員 大嶋 健一君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○理事補欠選任の件 ○国政調査に関する件 ───────────── ○委員長(峰崎直樹君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 昨日までに、行田邦子君、義家弘介君、愛知治郎君、田村耕太郎君、田中直紀君、森まさこ君及び森田高君が委員を辞任され、その補欠として水戸将史君、中山恭子君、鶴保庸介君、林芳正君、藤井孝男君、島尻安伊子君及び米長晴信君が選任されました。 ───────────── ○委員長(峰崎直樹君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(峰崎直樹君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に小泉昭男君及び椎名一保君を指名いたします。 ───────────── ○委員長(峰崎直樹君) 国政調査に関する件についてお諮りいたします。 本委員会は、今期国会におきましても、財政及び金融等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(峰崎直樹君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ───────────── ○委員長(峰崎直樹君) この際、中川財務大臣兼内閣府特命担当大臣、平田財務副大臣、竹下財務副大臣、谷本内閣府副大臣、末松財務大臣政務官、三ッ矢財務大臣政務官及び宇野内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。中川財務大臣兼内閣府特命担当大臣。 ○国務大臣(中川昭一君) おはようございます。 この度、財務大臣及び金融担当大臣を拝命いたしました中川昭一でございます。 本委員会における御審議の開始に当たりごあいさつを申し上げますとともに、今後の財政政策及び金融行政等を運営するに当たっての基本的考え方を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。 まず、最近の経済金融情勢に対する政策運営につきまして申し上げます。 去る十月十日に開催されましたG7におきましては、現下の国際的な金融情勢への対応について集中して議論を行ってまいりました。その結果、現下の危機的状況についての共通の認識の下で、金融市場を安定化させ、信用の流れを回復するための五項目の行動計画をまとめ、明確なメッセージとして打ち出しました。 G7では、私から、日本の経験を踏まえた金融機関への公的資本注入等の意義や、IMFがこの危機に柔軟かつ積極的に対応すべきであり、必要ならば我が国もIMFへの資金貢献を行う用意があることなどを申し上げてまいりました。 さらに、十月二十七日、G7として声明を発表し、最近の為替相場における円の過度の変動、並びに、それが経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得ることを懸念するとともに、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する旨表明いたしました。 我が国の金融システムそのものは欧米に比べれば相対的に安定しており、セーフティーネットも十分に整備されておりますが、金融資本市場の急激な変動が我が国の金融や実体経済に与える影響については常に高い緊張感を持って対処していく必要があります。このため、当面必要な対策として、自社株買い規制の緩和、空売り規制の強化及び政府等保有株式の市中売却の一時凍結等を既に実施に移すとともに、銀行の自己資本比率規制の一部弾力化など、株式市場の安定や金融機能の一層の強化等のための施策を実施することとしております。 現下の経済情勢の下、中小企業の業況は厳しい状況にあります。民間金融機関においては、適切かつ積極的な金融仲介機能の発揮が求められます。中小企業金融につきましては、これまでもきめ細かい実態把握に努めるなどの対応をしてきておりますが、先般改めて、金融機関の代表者を集め、金融円滑化に向けた要請を行いました。 さらに、国の資本参加による金融機関の資本基盤の強化を通じて、中小企業に対する信用供与の円滑化等、地域経済に対する適切な金融仲介機能を発揮するとの観点から金融機能の強化のための特別措置に関する法律及び金融機関等の組織再編成の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案を、また、保険契約者等の保護を図り、保険業に対する信頼性を維持する観点から保険業法の一部を改正する法律案を国会に提出させていただきました。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 中小企業に対する円滑な金融は金融機関の最も重要な役割の一つと認識しており、今後とも、情勢の変化に即応しつつ、適時適切に対応できるよう努めてまいります。 また、政府は、安心実現のための緊急総合対策を具体化するため、平成二十年度補正予算を九月二十九日に国会に提出し、その後国会の御審議を経て、十月十六日に成立したところであります。 さらに、同対策を取りまとめた後の内外の金融経済情勢の変化等新たな事態に対応するため、十月三十日、新しい経済対策として生活対策を策定いたしました。 本対策におきましては、第一に、生活者の暮らしの安心を確保するため、総額二兆円を限度とした生活支援定額給付金の実施等の施策を講ずることとしております。また、金融経済の安定強化を図るため、先ほど申し上げた株式市場安定化策等に加え、中小・小規模企業等資金繰り対策として、セーフティーネット貸付・保証枠を三十兆円規模に拡大する等の施策を講ずることとしております。さらには、地域の活性化のため、高速道路料金の大幅引下げ等の施策を講ずることとしております。 政府といたしましては、本対策を実効あるものとするよう努めてまいりたいと考えております。 続きまして、今後の財政政策及び金融行政等の基本的考え方について申し上げます。 我が国の現状にかんがみれば、国民の不安を払拭するとともに、将来への希望が持てる経済を構築することが重要であると考えております。 他方、我が国財政は極めて厳しい状況にあり、経済や社会保障に悪い影響を与えないためにも、財政健全化に着実に取り組んでいく必要があります。そのため、日本経済の持続的で安定した繁栄を図ることを基本として、これまで政府・与党が掲げてきた財政運営上の基本方針である二〇一一年度までの国、地方の基礎的財政収支の黒字化という目標に向け努力をしてまいります。 また、政府としては、国民の安心を確かなものとするため、持続可能な社会保障制度の構築とその安定財源確保に向けた中期プログラムを年末までに策定することとしております。この中には、基礎年金国庫負担割合を二分の一に引き上げるための前提となる消費税を含む税制抜本改革の姿も含めることとしております。 平成二十一年度予算編成については、従来にも増してめり張りの利いた予算編成に取り組んでまいります。このため、成長力の強化、質の高い国民生活の構築等の重要課題への思い切った予算配分を行うための重要課題推進枠を設け、これに、従来の削減に加え、政策の棚卸し等を通じて捻出した財源を充てることとしております。 金融行政につきましては、国際的な金融市場の動向を十分注視しつつ、これまで申し上げた施策の策定、実施を含め、引き続き、金融システムの安定、利用者保護、利用者利便の向上及び公正、透明で活力ある市場の確立に向けた諸課題に対し全力を尽くしてまいる所存であります。 以上、財政政策及び金融行政等に関する私の考えの一端を申し述べました。今後とも、与野党の皆様方のお力添えを得て、政策運営に万全を尽くしてまいる所存であります。 峰崎委員長を始め委員各位におかれましては、御理解と御協力をお願い申し上げます。 ○委員長(峰崎直樹君) 平田財務副大臣。 ○副大臣(平田耕一君) 財務副大臣を拝命をいたしました平田耕一でございます。 重責でございますが、中川大臣の御指示の下に竹下副大臣あるいは三ッ矢、末松両政務官共々懸命に努めてまいりますので、峰崎委員長を始め委員各位の御指導をどうぞよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございます。 ○委員長(峰崎直樹君) 竹下財務副大臣。 ○副大臣(竹下亘君) おはようございます。 財務副大臣を拝命をいたしました竹下亘でございます。 国際金融、暗雲が立ち込めております。財務行政、しっかりとやっていかなければならない。大臣の指示をしっかりと仰ぎまして、平田副大臣共々懸命に頑張ってまいりたいと思っております。 峰崎委員長を始め委員各位の御指導、御鞭撻、心からお願いを申し上げます。 ○委員長(峰崎直樹君) 谷本内閣府副大臣。 ○副大臣(谷本龍哉君) この度、引き続き内閣府副大臣を拝命し、金融関係事項を担当させていただきます谷本龍哉でございます。 中川大臣を支え、しっかりと職務を遂行していきたいと思っておりますので、峰崎委員長を始め委員の皆様方の御指導、御鞭撻、よろしくお願いいたします。 ○委員長(峰崎直樹君) 末松財務大臣政務官。 ○大臣政務官(末松信介君) おはようございます。 この度、財務大臣政務官を拝命いたしました末松信介でございます。 三ッ矢大臣政務官とともに大臣を補佐しつつ、職務を遂行してまいる所存でございます。 微力ですけれども、峰崎先生始め先生方の御指導のほど、心からお願い申し上げます。よろしくお願いします。 ○委員長(峰崎直樹君) 三ッ矢財務大臣政務官。 ○大臣政務官(三ッ矢憲生君) おはようございます。 この度、財務大臣政務官を拝命いたしました三ッ矢憲生でございます。 竹下、平田両副大臣、また末松政務官とともに大臣を補佐しつつ、全力を尽くしてまいる所存でございます。 峰崎委員長を始め委員各位におかれましては、御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○委員長(峰崎直樹君) 宇野内閣府大臣政務官。 ○大臣政務官(宇野治君) この度、内閣府大臣政務官を拝命いたしました宇野治でございます。金融関係事項を担当させていただきます。 谷本副大臣とともに中川大臣をお支えし、しっかりと全力を尽くしてまいりたいと存じます。 峰崎委員長を始め委員の皆さん方の御指導、御協力をよろしくお願い申し上げます。 ○委員長(峰崎直樹君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時十二分散会
活動報告

2008-11-06
第170回国会 参議院財政金融委員会 第1号