社会保障制度調査会年金委員会と厚生労働部会は5日、合同で会議を開き、被用者年金一元化について老齢年金の在職支給停止について公務員共済年金と厚生年金の取り扱いを厚生年金に合わせて統一することなどを確認した。 被用者年金一元化については今年4月に政府与党で合意した「民間被用者、公務員を通じ、同一の報酬であれば同一の保険料を負担し、同一の公的年金給付を受ける」との方針に基づき、官民格差を是正するための制度設計について詰めの議論が行われている。 同合同会議ではこの日の会議で確認した方針を、関係各部会長などからなる被用者年金一元化に関する役員会に報告する。同役員会の座長を務める大村秀章・年金委員長は「来週中にも最終的な方針を固めたい」との考えを示した。
活動報告

2006-12-05
被用者年金一元化に向け詰めの議論 年金委員会・厚生労働部会