林政調査会・林政基本問題小委員会・木材輸出促進プロジェクトチームの合同会議が1日開かれ、木材輸出の現状と課題について林野庁から報告を受け、議論を行った。 林野庁の説明によると、わが国の木材輸出額は増加傾向にあり、米国に続いて中国向け輸出が伸びている。中国は平成10年に起きた大洪水をきっかけに、長江上流域などで伐採禁止措置を講じているため、丸太の輸入が増えているという。わが国の輸出木材は主に丸太だが、製材や輸送コストなどの面から、中国市場ではロシア材との競合、きびしい状況にある。議員からは、「中国向け輸出は富裕層がターゲット。木材だけでなく、日本住宅と庭園をセットに売りだしてはどうか」などのアイデアも出された。中谷元会長は「日本からスギやヒノキを輸出して日本の木材のよさを知ってもらうとともに、日本の山をはかっていく」と、さらなる輸出拡大に向けて取り組んでいく考えを示した。
活動報告

2006-11-02
木材輸出の現状と課題について議論 林政調査会・林政基本問題小委員会・木材輸出促進プロジェクトチーム合同会議