社会保障制度調査会医療委員会は28日、平成18年度に予定される医療制度改革に向けた議論を行った。来年度の医療制度改革では医療費の過大・不必要な伸びを抑制し、効率的で公正な医療制度を構築することを目的としており、丹羽雄哉・社会保障制度調査会長は「無駄な医療費を削り、世界に冠たる国民皆保険制度を維持しなければならない」と、持続可能な医療保険制度を構築する決意を示した。議員からは「生活習慣病の予防を推進し医療費を中長期的に抑制する方針は結構だが、実効性を高めるために検診を充実させる方策を考えるべき」「医療費の伸びを抑制することは至上命題だが、少子高齢化のなかで出産一時金を減額することはあってはならない」などの意見があった。
活動報告

2005-09-28
医療制度改革に向けて意見交換 社会保障制度調査会医療委員会