「犯罪被害者等基本計画」の着実な推進を図るプロジェクトチームの会合が29日開かれ、「犯罪被害者等基金」の創設構想について議論した。「犯罪被害者等基金」は、犯罪被害者への経済的支援、精神的ケア、民間支援団体への支援を行う上で、国民からの寄附や罰金など資金の受け皿や支援実施の司令塔としての役割を担うもの。議員からは「生活に困窮している犯罪被害者に手を差し伸べる給付制度にしていかなければならない」「振り込め詐欺や耐震偽装などによる財産的被害者も給付対象の視野に入れていくべき」などの声が出された。今後、同チームは基金の創設を目指し、基金の財源や支給対象の範囲や規模を試算することを検討課題としてさらに議論を深めていく方針。
活動報告

2006-11-29
「犯罪被害者等基金」の創設構想について議論 「犯罪被害者等基本計画」の着実な推進を図るPT