新憲法起草委員会は1日、総裁・議長経験者、小委員会委員長・委員長代理会議を開き、「新憲法第一次案」について議論を行った。 同案は、先月7日に決定された「起草委員会要綱」に基づいて条文化されたもので、政党が条文の形で憲法改正案を示したのは初めて。条文のポイントは、(1)「象徴天皇」を維持 (2)自衛軍の存在と任務を明確化 (3)内閣総理大臣の権限を明記 (4)地方自治に重点を置く (5)改正の国会発議を3分の2から過半数へ緩和-など。環境権など新しい権利の追加などについてはさらに議論を深めるとともに、第9条は今後起草される前文に合わせて表現を整えていく方針。 同委員会は3日の会合でさらに同案について意見交換を行い、全国でタウンミーティングを開き、国民の幅広い声を集約した新憲法草案の作成をめざす。
活動報告

2005-08-01
「新憲法第一次案」について議論 新憲法起草委員会