国際局が主催する外交関係勉強会が31日開かれ、拓殖大学海外事情研究所長の森本敏氏が北朝鮮問題について講演した。 森本氏は核実験を行った北朝鮮の要求を「米朝2国間交渉の実現か米国による金融制裁の解除」と指摘。最大の目的は核保有国として6者協議に戻ることとの見方を示した。今後のわが国の対応については、「中国の外交イニシアティブを側面から支えながら、米国の意図がどこにあるのか見極める必要がある」とし、事態を慎重に見守る必要性を説明した。その上で、今後の展開について「6者協議の再開が望ましいが、再びミサイル発射や核実験が行われた場合にはわが国も米国の出方を見ながら周辺事態の認定を決断するときがくるだろう」と述べた。
活動報告

2006-10-31
北朝鮮問題について森本敏氏が講演 国際局「外交関係勉強会」