総裁選に立候補している安倍晋三、谷垣禎一、麻生太郎の3氏は15日、東京都内のホテルで、「新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)」主催の討論会に出席し、有識者からの質問に答えた。 この討論会は「自民党総裁選『政策本位の党首選挙』推進大会~党首マニフェストを問う」と題したもの。今回、わが党は「国民に開かれた総裁選」の方針のもとで、21世紀臨調側からの申し入れに応え、実現した。 討論会は、各候補が所見表明した後、21世紀臨調側代表からの質問に答える形で行われ、昨年総選挙の党政権公約に対する基本認識や今後の党運営などが問われる中、政策各課題についても幅広く質問が出された。 この中で、「子供たちをどんな日本人に育てあげていくか」と教育に対する考え方を問われた3氏は、「損得を超える価値をしっかり教えていくことから始めなければならない。そのために公教育の再生を訴えている」(安倍氏)、「小学校、中学校での反復学習などで基礎学力をつけていくことや、地域で地域の学校をサポートしていくことが大事だ」(谷垣氏)、「子供が夢を持てること。どういう人になるべきかという理想像を学校でちゃんと教えることが大事だ」(麻生氏)と答えた。このほか、改革政策への取り組み方に関連して今後規制緩和を進めるべき重点分野や、雇用・労働環境に関連して「格差問題」の認識など幅広く質問が出され、3氏はそれぞれの主張を展開した。
活動報告

2006-09-15
総裁選3候補が21世紀臨調主催の討論会に出席 政策課題など幅広い質問に答える