内閣部会は19日、いわゆる「格差論」について、部会としての考え方を整理し、資料としてまとめた。同部会が専門家や有識者などを招いて行った勉強会を整理したもの。統計データからみられる所得、賃金、資産等の経済格差の状況をはじめ、各種アンケート調査にみられる格差についての人々の意識や地域における経済格差の存在とその背景、さらには、自殺や犯罪との関係に至るまで、幅広い観点から考え方を整理している。総論では、「競争の結果としての格差が固定されてはならない」としたうえで、政府の再チャレンジ推進会議が取り組んでいる、何度でも再挑戦が可能な仕組みの構築について「一層具体化され、効果をあげていくよう努めていくことが重要」などの見解が示されている。
活動報告

2006-09-19
「格差論」について考え方を整理 内閣部会