厚生労働部会は2日、議員立法で成立を目指している高齢者虐待防止・高齢者養護者支援法案を了承した。同法案は家族が高齢者に対して虐待しているのを発見した場合、発見者は市町村への通報を義務づけ、市町村長は虐待事案について立ち入り調査を行う権限が与えられる。介護施設での虐待も施設の職員は通報が義務付けられる。高齢者虐待防止のための体制整備は、市町村が新設される新たな介護拠点「地域生活支援センター」との間で連携協力体制を整備することが盛り込まれたほか、高齢者の養護者支援のための規定も盛り込まれた。
活動報告

2005-08-02
高齢者虐待防止・高齢者養護者支援法案を了承 厚生労働部会