活動報告

2006-08-08
パロマ工業製の瞬間湯沸器による一酸化炭素中毒事故の再発防止で議論 経済産業部会

 経済産業部会は8日、パロマ工業製の瞬間湯沸器による一酸化炭素中毒事故の再発防止について経済産業省の説明を聞き、議論した。  現在、同省では安全装置の配線改造と、その契機となった製品の劣化といった事故原因の調査を進めているほか、製品安全対策のあり方の検討を進めている。  議員からは事故発生時の連絡体制の不十分さを指摘する声や「装置の安全に関する部分は簡単に改造ができないようにするべき」といった意見があった。  同省の7月14日の発表によれば、パロマ工業が昭和55年4月から平成元年7月までに製造した半密閉式瞬間湯沸器4機種で、排気ファンの作動不良により一酸化炭素中毒事故が発生。昭和60年から平成17年にかけて17件起こり、15人が亡くなっている。一部の事故には安全装置の改造がなされたことから不完全燃焼に至り、事故が発生したと見られるものも報告されている。