農林水産物貿易調査会は2日、WTO農業交渉の進ちょく状況について農林水産省から報告を受けた。 同省の報告によると、今年12月に香港で開催される閣僚会議で交渉の枠組み(モダリティ)の確立に向け、7月末にモダリティ第一次案が示される予定だった。しかし、特に関税削減方式をめぐって各国の意見が収れんせず、7月末のモダリティたたき台提示は見送られた。WTO農業交渉は今後、ファルコナー新農業交渉議長のもとで9月から議論が本格化される見通しで、わが国はG10各国と結束して交渉に臨む方針。同調査会は、わが国の考えが反映されるよう、活発に議員外交を展開して各国に働きかけていく考えだ。
活動報告

2005-08-02
WTO農業交渉の状況について報告を受ける 農林水産物貿易調査会