活動報告

2006-08-31
きれいな海岸を取り戻そう!「漂着ゴミ問題」検討開始 漂流・漂着物対策特別委員会

 漂流・漂着物対策特別委員会は31日、初会合を開き、大きな問題となっている「漂着ゴミ」問題の検討を開始した。  漂着ゴミ問題は、海岸に流れ着くゴミだけでなく、沿岸での漁業や船の安全走行に影響が出るなど、四方を海に囲まれたわが国にとって深刻な問題。加藤紘一委員長はあいさつの中で、「海外からの漂着物だけでなく、日本国内の河川から出るものも多く、実は国内ゴミ問題でもある。問題点を突き詰め、きれいな海岸にし、そこで取れる魚を安心して食べられるようにしたい」と述べた。政府側からは、「漂流・漂着ゴミ対策に関する関係省庁会議」が設置され、漂着ゴミ処理に新規予算を計上し、環境整備船による浮遊ゴミの回収を行うなど、各省庁の取り組みが説明された。議員からは、漂着ゴミに関する国際的な取り組みや、廃棄物処理の責任の明確化を求める意見が多く出された。