活動報告

2006-07-06
WTO閣僚会合の結果報告を受ける 農林水産物貿易調査会

 農林水産物貿易調査会は6日、WTO交渉の状況について報告を受けた。  WTO交渉はこのところ、日本、EU、米国、ブラジル、インドなどの主要国の間で、農業の市場アクセスと国内支持、非農産品市場アクセスをめぐり「三角形」のこう着状態。先月29日から1日にかけてジュネーブで行われたWTO閣僚会合では、これをどう打開するかが焦点となっていたが、各国の主張の溝は埋まらず、合意には至らなかった。中川昭一農林水産大臣は、「今後、ラミー事務局長が交渉の調整役として主要国でシャトル外交を展開し、12月末の合意をめざすというのが共通認識」と報告。現地ではわが党議員団と団体が積極的に政府をバックアップしたことを「心強かった。日本が国をあげて交渉に臨んでいることを示すことができた」と振り返り、今後も輸入国としてのわが国の主張を反映できるよう努力を行っていく決意を述べた。