国際局が主催する外交勉強会が11日開かれ、国連次席大使である北岡伸一氏が国連改革や国際交渉の舞台裏について講演した。 北岡氏はわが国をはじめG4各国が昨年提出した安保理改革案について、英仏の賛意はあったものの、53ヵ国あるアフリカ諸国を取り込めず採決を見送ったと説明。一方、同氏は「1度の失敗で悲観する必要はなく、国連改革の必要性はさらに明らかになっていく」と述べ、引き続き国連改革に取り組む姿勢を示した。 北朝鮮のミサイル発射問題については、「わが国が曖昧な態度をとれば国際社会に誤解を与える」と指摘。「強制力のある制裁決議ができるだけ早いうちに採択されるよう交渉を進めている」と述べた。
活動報告

2006-07-11
国際局が外交勉強会を開催 北岡伸一国連次席大使が講演