国防部会・安全保障調査会・基地対策特別委員会合同会議が20日開かれ、弾道ミサイル防衛などについて議論を行った。防衛庁の説明では、わが国の弾道ミサイル防衛(BMD)の配備について、日米安全保障対話(2プラス2)における米軍再編合意で「可能な限り早い時期に運用可能」としたのを受け、米国は地対空誘導弾パトリオットPAC‐3の沖縄・嘉手納への配備を決定。今年8月から配備が始まり、来年3月に運用開始予定。また、BMD能力を保有する米国のイージス艦「シャイロー」が8月に横須賀に配備される。額賀福志郎防衛庁長官はあいさつの中で、「ミサイル防衛は日米の協力体制、防御体制の展開が大切。できるだけ早く配備できるよう取り組んでいく」と述べ、国民を守る体制の整備に努めていく考えを示した。議員からは、「わが国独自の情報収集能力として、早期警戒衛星の導入を検討すべき」「イージス艦搭載型迎撃ミサイルの配備をできるだけ前倒しすべき」などの意見が出された。
活動報告

2006-07-20
ミサイル防衛システムの取り組みについて報告受ける 国防部会・安全保障調査会・基地対策特別委員会合同会議