地域公共交通小委員会は13日、「地域公共交通活性化・再生のための提言—便利で乗りたくなる鉄道・バス・新交通へ」を了承した。昨年7月からの14回にわたるヒアリングと議論をもとにまとめたもので、(1)乗継円滑化を目的とする交通機関相互の連携や最新の科学技術を応用した新しい交通システムの構築 (2)公共車両の優先システムの整備による高速・定時・高頻度サービスの充実 (3)「マイカー本位」から「人間本位」のまちづくりへの転換、促進 (4)運転・保安設備、災害復旧などへの国の指導・支援の強化 (5)「公共交通は準公共財」の視点からの財政・税制措置の充実——などが盛り込まれた。渡辺喜美委員長は「地域公共交通は衰退著しいが、このような新しいアイデアによって、逆に地域復活の起爆剤になって欲しい」と述べ、活性化に向けた決意を示した。
活動報告

2006-06-13
地域公共交通・活性化のための提言を了承 地域公共交通小委員会