活動報告

2006-06-13
企業合併審査の見直しを公正取引委員会に求める 独禁法調査会

 独禁法調査会が13日開かれ、企業の合併審査の見直しについて議論を行った。企業統治に関する委員会と経済産業部会は、先にわが国企業が国際競争力を強化するための大幅な企業合併や業界再編を推進しやすいよう、公正取引委員会に企業の合併審査基準の緩和を求める提言をまとめたところ。具体的には、(1)合併審査における市場シェア基準の引き上げ (2)海外企業との競争を考慮した国際的な市場確定 (3)海外からの「競争圧力」についての評価方法の明確化——の見直しがを要としており、この日の会議ではこれら3点について意見交換した。議員からは、「わが国企業が独禁法に抵触することを恐れて合併を躊躇することのないよう、合併の審査基準を明示すべき」などの意見が多く出された。公正取引委員会は今年度中に企業結合規制のガイドラインを見直す方針で、同調査会でも引き続き議論を行っていく予定。