金融調査会の「地域経済と地域金融に関する小委員会」は9日、地域の中小企業の再生支援などをめぐって、産業再生機構取締役で産業再生委員会委員長の高木新二郎氏を招き、参考意見を聞いた。高木氏は、同機構の中小企業に対する支援に触れたうえで、企業再建には経営者の退陣が大前提となること、この点が中小企業を再生支援するうえで一番の支障になってきたことなどを指摘。活性化のためには、「民間の新たな資金が注入されること、例えば中小企業にとっても企業の合併・買収(M&A)が普及してこないといけない」と説明しながら、地域金融機関の役割や最近の民間資金(ファンド)事情などについて幅広く意見を述べた。
活動報告

2006-05-09
中小企業の再生について有識者からヒヤリング 地域経済と地域金融に関する小委員会