活動報告

2006-05-22
強化には「良い環境、良い指導者、良い仲間」 日本サッカー協会の川渕キャプテンが講演 競技スポーツ強化委員会

 競技スポーツ強化委員会は21日、日本サッカー協会の川渕三郎キャプテンを招き、競技スポーツ強化策について意見を聞いた。川渕キャプテンは競技スポーツの強化のためには「良い環境、良い指導者、良い仲間が必要」と指摘。「サッカーはJリーグが新しい環境を作り出し、1994年の米国W杯で優勝したブラジル代表チームのメンバーが6人もJリーグでプレーした。こういった環境がなければ、現在の日本代表はなかった」と述べた。  また、川渕キャプテンは「現状のままでは10年後、20年後も上手くいくとは思わない」として、中高生レベルのエリート教育に力を入れていることを強調。「(スポーツ界全体も)五輪のときだけではなく、継続的に良い選手を育てる仕組みを作らなければならない。国である程度の方針を打ち出し、そのバックアップの下でやっていかなければエリート選手は育たない」との認識を示した。