活動報告

2006-05-23
がん対策基本法案を了承 厚生労働部会

 厚生労働部会は23日、がん対策基本法案を了承した。同法案はこれまでわが国で多くの成果をあげてきたがん対策について、その一層の充実を図るためのもの。がんの研究推進や居住する地域にかかわらず適切ながん医療を受けられる体制の整備、本人の意向を十分に尊重して治療方法が選択できる医療提供体制の整備などを基本理念に掲げている。  また、政府、都道府県にそれぞれがん対策推進の基本計画を定めるよう義務付け、早期発見の推進やがん医療に関する情報の収集・提供体制整備なども盛り込んだ。  部会では議員から「基本計画を『絵に描いたもち』にせずに具体的目標や手法を盛り込んだ内容にすべきだ」「がん撲滅のために最先端の技術開発に力を入れるべきだ」などの意見があった。