アスベスト(石綿)問題対策合同部会が4日開かれ、アスベスト対策の新規立法を含めた作業チームを設置することを決定した。設置される作業チームは「被害者補償救済対策検討チーム」「アスベスト早期安全除去対策徹底チーム」「国民への情報開示等徹底チーム」で、それぞれ、労災の適用外となっている作業者、家族、近隣住民への救済対策や、解体作業時の飛散防止の徹底、国民の不安払しょくのための全国的な調査や政府のこれまでの取り組みについて検証などを行う。3チームは(1)法改正・新規立法が必要な施策 (2)政省令による対策——などに分類した総合的な対策を打ち出す方針。佐田玄一郎座長は「3つの作業チームがそれぞれ2週間程度で原案を作っていただき、それに基づいて合同部会の場でまた議論をしたい」と、スピーディーな対策をとることを強調した。
活動報告

2005-08-04
アスベスト対策で3つの作業チームを設置し新規立法など検討へ アスベスト問題対策合同部会